動物の栄養と健康
ケミンは単なる原料サプライヤーではなく、生活の質を変革するグローバル企業です。
ケミンは、皆さんが日々関わる無数の製品の内側にある科学です。人間の健康と福祉を向上するソリューションを生み出します。また、ペットと畜産動物に栄養と免疫サポートを提供します。ケミンは地球の天然資源を保護し、環境負荷の低減に専念しています。それは、世界の食料サプライチェーンを守ることが、将来の世代のためになると考えているからです。
ケミンは常に明日を見据えています。人間の想像力、科学のイノベーション、そして絶え間ない好奇心が、私たちの会社を形成し、どのようにお客様に従事するかについて、現在そして未来に渡って導きます。
私たちが見るのは、今あるものを超えた先にある可能性です。
1961年にR・W・ネルソンとメアリー・ネルソンがケミンを創立して以来、世界は大きく変わりましたが、科学研究に対する私たちの献身と規律が変わることはなく、暮らしをより良くするために新しい方法を発見したいという私たちの活力も熱意も変わりません。私たちの専門知識と経験を、世界中の人々の生活の質を向上させる新たな機会にどう生かせるかについて、日々考えているのです。
ケミンのビジョン:私たちは、自社の製品とサービスを通じて、世界の80%の人々が送る毎日の生活の質を持続可能な方法で変革することを目指します。
1961年、米国中西部の農家のために農産物の開発をささやかに始めた当社が、今では120カ国のお客様にサービスを提供しています。私たちのビジョンは、グローバルな事業の範囲と規模に応じて拡大してきました。今日、ケミンのビジョンとミッションは、当社を特徴づける大胆で先進的な取り組みを反映しています。
ケミンのミッション:ケミンは、変化する世界のために、地域に根ざした革新的な栄養と健康のソリューションを提供するグローバルな製造業者です。ケミンはお客様のニーズと期待に応え、相互に利益をもたらす成果を得るために、お客様と連携して行動します。ケミンはお客様のニーズを第一に考え、分子レベルで技術を生み出し、人、プロセス、製品面では改善を育み続けることで使命を果たします。
人、ペット、動物、植物、そして地球にとってより良いものを作るというコミットメントが、私たちを新しいイノベーションや科学の発展へと駆り立ててきました。新しい分野に進出する上で、ケミンは科学へのコミットメント、イノベーションの精神、他者への貢献に対する信念といった、私たちをここまで導いてきたものに忠実であり続けます。
R・W・ネルソンが起業家精神を発揮し、農業界にイノベーションをもたらすことに焦点を合わせた新会社を立ち上げたとき、若いネルソン夫妻には5人目の子どもが生まれたばかりでした。R・W・ネルソンが父親の羊小屋でMaytag®の洗濯機を使って飼料の原料を混ぜ始める一方で、メアリー・ネルソンは実家に店を構えて管理面に当たりました。
その時期での起業に驚く人も多いでしょうが、R・W・ネルソンとメアリー・ネルソンは、ふたりが共有していた「他の人に貢献したい」という情熱に従ったのです。ふたりとも、世の中を発展させ、人々の生活をより良くしたいと願っていました。それから60年を超える年月が過ぎた現在、世界中の何十億という人々に影響を与えてきたネルソン夫妻が立ち上げた会社は、引き続き人々の暮らしに変革をもたらしています。
R・W・ネルソンは取締役会長です。CEOを退任した後も会社のビジョンと継続的な成功の舵取りに不可欠な役割を担い、世界中のチームメンバーに対する詳細なセールストレーニングを指揮しています。
メアリー・ネルソンは副社長兼ケミン慈善寄付委員会委員長を務めています。同氏のリーダーシップは企業慈善寄付を主導し、サーバントリーダーシップの企業風土を推進しています。
現在は、R・W・ネルソンとメアリー・ネルソンの長男であるクリス・ネルソン博士が、ケミンの社長兼CEOとして創業者たちのビジョンを推進し続けています。同博士が1994年に就任して以来、ケミンは規模を4倍超に拡大し、新たな業界、技術、および世界中の地域に参入してきました。
2001年に、ネルソン夫妻の長女であるエリザベス(リビー)・ネルソンが、副社長兼法務顧問としてケミンに入社しました。 同氏のリーダーシップは、ケミンの知的財産を保護し、世界各地におけるケミンのRA、監査、環境安全衛生プログラムの監督に寄与しています。
R・W・ネルソンとメアリー・ネルソンの息子であるデビッド・ネルソンは、2014年にアドバイザー委員会に加わりました。不動産開発業者である同氏は、インディアナ州南部とケンタッキー州北部で不動産管理会社を経営しています。
2017年、ネルソン家の第三世代がケミンで役割を担うようになりました。クリス・ネルソン博士の娘であるキンバリー・ネルソンが、ケミンの繊維化学薬品事業の事業開発マネージャーとして入社したのです。同氏はその後、イタリアのサンマリノにあるGarmon Chemicals社の社長を務めました。現在、彼女は Kemin Nutrisurance の社長を務めています。
デビッド・ネルソンの息子であるルーカス・ネルソンは2017年に弁護士としてケミンに入社しました。同氏は先日、クリス・ネルソン博士が所有する全米規模の大麻の製造業者兼薬局であるMedPharmのCEOに昇格しました。
R・W・ネルソンとメアリー・ネルソンの末娘モリーの息子であるダン・ライアンは、ケミンで微生物学の研究員を務めています。同氏はケミンの食品技術(北米)チームの一員として、ケミンが食品の鮮度を保つための科学に携わっています。
ケミン・インダストリーは、R・W・ネルソンとメアリー・ネルソンが米国アイオワ州デモインで設立した家族所有・経営の会社です。
1961年に起業したとき、R・W・ネルソンとメアリー・ネルソンには7歳未満の子どもが5人いて、銀行残高は1万米ドル、R・Wが実家の古い羊毛納屋に2つの製品ラインを作り、メアリーは実家に会社事務所を構えて運営しました。
こうしてささやかに始めた事業が、現在では、500種を超える特殊原料を製造し、6大陸120カ国以上で数千人の従業員を抱える多国籍企業に成長しました。
ケミンの最初の製品は、お客様からの「こんな原料が欲しい」という具体的な要望に応えたものでした。それ以来、当社の科学的な飛躍的発明によって、人々の健康、食品の安全性、グローバルな食品サプライチェーンの保護というニーズに応えてきました。ケミンの原料は動物の健康、栄養補助食品、ペットフード、食品技術、作物技術、繊維、養殖、動物用ワクチン、バイオソリューションなど幅広い用途で広く使用されており、生活の質を向上させるための取り組みも拡大しています。
1980年代、ケミンは研究開発に対して、より体系的に取り組むようになりました。ケミンの現社長兼CEOであるクリス・ネルソン博士が率いる研究者たちは、分子を研究し、生体内での作用様式を理解することに挑みました。
この研究開発への新たな取り組みが、新しい市場への進出に拍車をかけました。飼料のカビ阻害剤や抗菌剤の製造に使用される化学を活用した研究者たちは、人間の食品の有効期間を伸ばし、鮮度を保つベネフィットを発見しています。酸化防止剤に関するケミンの専門知識は市場を超えてペットフード業界の重要なソリューションとなりました。
1995年、ケミンは、長年飼料用に販売していたマリーゴールドのカロテノイド分子「ルテイン」を人間用に改良しました。他の産業や製品にとってこの新たな注目すべきイノベーションによって、ケミンの最初のビジネスユニットであるヒューマンニュートリション&ヘルスが設立されます。
ケミンは、ペットフードとレンダリング技術、食品技術、作物技術へのさらなる拡大のため、部門特化型モデルを採用しました。
60年以上にわたり、R・W・ネルソンとメアリー・ネルソン、そしてクリス・ネルソンとリビー・ネルソンは、ケミンの世界規模の成長を戦略的に導いてきました。
ケミンのグローバル展開と科学的進歩のハイライトは以下のとおりです。
1970年 - ベルギーのヘーレンタルスに最初の地域本社を開設。この販売および製造施設を通じて、欧州全域のお客様との効率的な連携を実現させる。
1988年 - シンガポールに、販売および製造施設を備えた2番目の地域本社を開設。
1994年 – 中国の珠海に営業拠点を開設。
1998年 – インドのチェンナイに販売および製造施設を開設。
2000年 - チェンナイの製造施設をガミディプンディ(同じくインド)に移転。
2002年 - 中国の珠海に製造拠点を開設。
2004年 – ブラジルのインダイアツーバで販売および製造施設を取得。南アフリカのヨハネスブルグに販売および製造施設を開設。
2009年 – イタリアのヴェロネッラに2番目の欧州製造拠点を開設。
2010年 – イタリアのカヴリアーゴのカプセル技術会社および施設を取得。
2014年 – ヨハネスブルグに新たな地域本社を開設。
2017年 – ロシアのリペツクに最先端の販売および製造施設を開設。米国ミシガン州プリマスのβ-グルカン製造施設を取得。
2018年 – サンマリノ共和国でGarmon Chemicals社を取得し、ケミンの繊維助剤ビジネスユニットを設置。養殖業界を対象とする新たなビジネスユニット、ケミン・アクアサイエンス™を設置。
2019年 – 2042年とその先に向けて当社を導く新たなグローバルビジョンと新ロゴを発表。
2021年 – 2050年までに温室効果ガス排出量をネットゼロにするというコミットメントを表明。
2017年、ケミンは3,000万米ドル超を投じて、米国アイオワ州デモインに新しい世界本社ビルを開設しました。このビルが建っているのは、かつて同社が最初の製品を製造した羊毛納屋があった場所の近くです。そして2021年、ケミンは450万米ドルの本社敷地の拡張工事に着工し、本社オフィスの電力供給用にソーラーパネルを増設しました。
デモインの地域社会に根ざしたグローバル企業であるケミンは、デモインを中心に600人を超えるチームメンバーを雇用しています。家族経営の会社でもあるケミンは、サポート、エンゲージメントおよびボランティア支援を通じて、地域団体に積極的に参加しています。
グローバルに考え、ローカルに行動するグローバル企業であるケミンには、グローバルレベルと地域レベルのアドバイザー委員会とリーダーシップチームがあります。グローバルとローカル両方の視点を持つことにより、ケミンのリーダー陣は、会社の長期的な成長を支える戦略的方向性を示すことができます。
ケミンは、世界各地にある18の独立したビジネスユニットとベンチャーで構成されており、そのそれぞれに社長またはゼネラルマネージャー、リーダーシップチーム、重点産業、地域の顧客セグメントを擁しています。このような体制により、各ビジネスユニットが地域に根ざした活動を行い、業界における専門性を強化し、お客様のニーズを真に満たす特別なソリューションを提供できるのです。
各ビジネスユニットは独立して運営されていますが、ケミンの見識、ベストプラクティス、飛躍的な発明の多くは、全社的に共有されて生かされます。それにより、常に進化し、改善し、生活の質を向上させるという共通のビジョンに向かって努力できるのです。
R.W. Nelson | 取締役会長
Mary Nelson | 副社長
Dr. Chris Nelson | 社長兼CEO
Elizabeth “Libby” Nelson | 副社長兼法務顧問
Kimberly Nelson | 北米担当ゼネラルマネージャー-ケミン・ニュートリシュアランス
Pat Wood | CFO(最高財務責任者)
Giuseppe Abrate | ワールドワイドグループ社長-フード&ヒューマン
G.S. Ramesh | ワールドワイドグループ社長-アニマルニュートリション&ヘルス
David Raveyre | ワールドワイドグループ社長
R. Kannan | ワールドワイド人事総括責任者
Karen Li | 総括責任者-ワールドワイドマーケティング
Dr. Zhilin Gan | 中国担当社長-アニマルニュートリション&ヘルス
Johan Opperman | サハラ以南アフリカ担当社長-アニマルニュートリション&ヘルス
Daryl Schraad | 北アメリカ担当社長-アニマルニュートリション&ヘルス
João Gomes | 南米社長-アニマルニュートリション&ヘルス
R. Sureshkumar | 南アジア担当社長-アニマルニュートリション&ヘルス
Dr. Hai Meng Tan | アジア太平洋(APAC)担当社長-アニマルニュートリション&ヘルス
Dr. Stefaan Van Dyck | 欧州・中東・北アフリカ(EMENA)担当社長 -アニマルニュートリション&ヘルス
Leo Xie-Lei | 社長-アクアサイエンス™
José Piccolotto | 社長-ヒューマンニュートリション&ヘルス
Marc Scantlin | 北米担当社長-フードテクノロジーズ
Michelle Lim | アジア担当社長-フードテクノロジーズ
Marsha Bro | ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)担当社長-フードテクノロジーズ
Bruno Palermo | ラテンアメリカ担当ゼネラルマネージャー-フードテクノロジーズ
Lorenzo Cavallaro | ゼネラルマネージャー-クロップテクノロジーズ
Valter Dompe | 社長ーケミンテキスタイルスオーグズイリアリーズ
Malek Abdelqader | ゼネラルマネージャー-ケミンバイオロジックス